NPO法人日本呼吸器内視鏡学会
理事長 長田 博昭
気管支鏡専門医制度改定ワーキンググループ
委員長 馬場 雅行
会員の皆様へ
このたび日本呼吸器内視鏡学会がNPO法人として認可されましたことは,先日皆様にご報告申し上げたところでございます.私どもは主として気管支鏡の発展と普及を目的として本学会に集うものであり,この目的のために気管支鏡専門医の標榜実現は最優先の重要な課題であります.本会が名称を変更して法人化したのもこの気管支鏡専門医の標榜のためでありまして,今後,本学会の現行認定医を専門医と改めたうえで気管支鏡専門医制度の強化をはかり,日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医が厚生労働省の認可する広告可能な専門医資格となるべく推進する所存であります.
厚生労働省は平成14年4月から施行した専門医広告の告示のなかで,専門医資格を認定する学術団体の基準を定め,この基準に合致した団体によって認定された専門医を,広告可能な専門医資格としています.その基準は次の9項目であり,このようなポイントをクリアするべく専門医制度を整備・強化する必要があるものと考えます.
現在,当学会内に理事長の諮問機関としてワーキンググループを組織して現行の「認定医」を「専門医」と呼び改めるべく検討を重ねており,なるべく円滑に新しい気管支鏡専門医制度に移行したいと考えております.また,専門医と指導医との関係について整備するために評議員の意見を集約中であることをご報告申し上げます.
以上