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医療関係のみなさまへ

手引き書―呼吸器内視鏡診療を安全に行うために― 第3版改訂にあたって

 手引き書「気管支鏡検査を安全に行うために」は,日本呼吸器内視鏡学会安全対策委員会によって作成され,2005年にホームページ上に公開されました.その後,2007年に施行した全国調査内容を加え,2008年に日本呼吸器内視鏡学会が出版した「気管支鏡―臨床医のためのテクニックと画像診断 第2版」の内容を補足する形で,手引き書「気管支鏡診療を安全に行うために」として,2010年に第2版を公表しました.
 安全対策委員会はさらに「2010年呼吸器内視鏡全国調査」として新たに,病変,手技別の合併症,EBUS-TBNAや局所麻酔下胸腔鏡のような新しい手技の実態,静脈麻酔の併用頻度など,多岐に渡る項目の調査を2011年に行い,数多くの新たな知見を得ました.この調査は日本呼吸器内視鏡学会認定,関連施設を対象としたものですが,先生方のご協力により回収率は95%(症例調査表の回収率は89.9%)と前回の調査より高率であり,その結果は日本における呼吸器内視鏡診療の現状をより正確に反映していると思われます.そこで今回,調査によって得られた知見や,2010年以降新たに発表されたエビデンスを加えて,3回目の改訂を行いました.
 呼吸器内視鏡鏡診療分野には,残念ながらランダム化比較試験などによる明確なエビデンスが乏しい状況です.このため本手引き書には,対象数が十分でない報告の引用や,専門家の経験に基づく部分もあり,いわゆる診療ガイドラインではありません.しかし呼吸器内視鏡診療を安全に行うために知っておいていただきたいことを,2010年アンケート調査から得られた現状に照らし合わせながら,簡潔に記載するように努めました.
 本改訂版が,第1,2版と同様に,「呼吸器内視鏡診療を安全に行うための手引き書」として,有意義に利用されることを期待しています.

平成25年4月

日本呼吸器内視鏡学会安全対策委員会 委員長 浅野 文祐


呼吸器内視鏡診療を安全に行うために PDF
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